【亜州ビジネス編集部】
不動産コンサルタントのエージェンシー・フォー・リアルエステート・アフェアーズ(AREA)の発表によると、2020年8月のバンコク首都圏の新築住宅発売戸数は1万265戸となり、うちコンドミニアムが全体の45%を占める4624戸で最多だった。コンドミニアムはこれまで新型コロナウイルス流行の影響で発売を控える動きが広がっていたが、6カ月ぶりにタウンハウスを上回った。14日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
タウンハウスは3480戸、戸建て住宅は1202戸だった。全体の発売戸数は前月比で2倍以上に増えた。
販売総額は81%増の372億5300万バーツ(約1260億円)。1戸当たりの平均価格は452万バーツから363万バーツに20%低下した。タイ人の実需に合わせた300万バーツ以下の物件が6218戸と全体の61%を占めたことが、平均価格の低下につながったようだ。