【ベトナム】国際線再開を延期、再開時期は未定

【亜州ビジネス編集部】

今月15日に予定されていた国際線の定期便再開が延期となった。新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた検査や隔離の準備が整っていないためで、再開時期は未定。ベトナムプラスが15日付で伝えた。

ベトナム民間航空局(CAAV)は今月初め、新型コロナ禍で停止していた国際線の再開計画を最終化。日本線と韓国線、中国線を15日に、台湾線とカンボジア線、ラオス線を22日に再開するとしていた。ただ、検査や隔離の計画案は保健省がまだ作成中で、17日に国会常務委員会に提出する予定。

しかし、遅延しているものの政府は再開に前向きの姿勢。グエン・スアン・フック首相は11日の閣議で、一部のアジア都市との国際線再開に向けて航空会社と協議するよう運輸省に指示。他の省庁に対しても再開に向けた準備を進めるよう命じた。

政府は3月末、新型コロナの流行を受けて全ての国際線を原則停止。特別なケースを除いて来訪を禁止しており、8月の外国人来訪者数は前年同月比98.9%減の1万6301人、1〜8月では前年同期比66.6%減の377万4717人に落ち込んでいる。


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