【亜州ビジネス編集部】
中国では進学や進級、就職などを控えた夏休みに美容整形手術を受ける中高生、大学生が多い。
一方で、整形手術を受ける層の低年齢化に対する議論も絶えない。澎湃新聞が16日付で伝えた。
今年8月には現地メディアが中学を卒業したばかりの娘に美容整形を受けさせた母親の話を伝え、注目を集めた。母親は整形を受けさせる理由について「高校生になったらアートを学ばせたいので、きれいになった方がいいと思った」と説明したという。
インターネット上では「自分に自信が持てるなら、若い時の整形も悪いと言えない」と擁護する声が上がる一方、整形に潜むリスクを訴える声もある。
国内のネット上では、美容整形手術や病院に関する情報交換が「玉石混交」の様相を呈している。その背景には病院や医師に関する正確な情報が得にくい現実がある。中国には違法経営の美容整形病院が多数存在し、正規の資格を持たない闇医師が多く手術にあたっている。違法に医療行為を行う美容関連の店舗は全国で8万店超、違法な就業者数は10万人以上との統計も出た。