【亜州ビジネス編集部】
中国最大手のフリーマーケットアプリ「閑魚(Xianyu)」が利用者を好調に増やしていると、政府系メディアが16日付で伝えた。
登録ユーザー数は今年7月までに合計2億人、1日当たりのアクティブユーザー数は2000万人を突破した。
「閑魚」は阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング)グループの中古品売買アプリで、前身の「淘宝二手」は2012年にサービスを開始。14年6月に名称を「閑魚」に変更した。現在では中国国内で最も人気の高いフリマアプリに躍進している。年間の出品点数は10億点超、取引額は2000億人民元(約3兆1000億円)を上回った。
取引品目は衣類や日用品、各種機器など幅広いが、若者の間では漫画、アニメ関連商品やフィギュアの取引が盛んだ。また近年はベビー用品の出品も増えた。
同アプリなどでの中古品個人間取引では、故障した商品を故意に売る、商品を発送しないといったトラブルがあるが、閑魚は今年、取引上の被害を最高5000人民元まで保証する「安心購」プランを提供開始した。これまでに1000万人が参加している。