【亜州ビジネス編集部】
中国の中秋節商戦で近年、パッケージや月餅自体のデザインにこだわった作りの「文創月餅」と呼ばれる商品がよく売れるようになっているという。
小ぶりでカラフルな月餅を大きめのケースに入れていることが多く、一部の消費者の間からは「過剰包装でごみが増えるばかりだ」と批判的な声があがっている。北京日報が23日付で伝えた。
環境問題への関心の高まりとともに、中国ではさまざまな商品の過剰包装を気にする消費者が増えてきた。国家標準化管理委員会は2010年4月から食品と化粧品の過剰包装抑制に関するルールの適用を始め、菓子のパッケージについては隙間の割合を60%以下とすること、包装材のコストは販売価格の20%以下とすることなどを求めている。しかし「文創月餅」はこうしたルールにそぐわない商品が多いという。