【インドネシア】ジャカルタの活動制限、10月11日まで延長

【亜州ビジネス編集部】

ジャカルタ特別州は、当初9月27日までとしていた厳格な「大規模な社会的制限(PSBB)」を10月11日まで延長し、新型コロナウイルス感染の連鎖を断ち切る狙いとしている。ジャカルタポストが25日付で伝えた。

ジャカルタでは4月10日にPSBBを発令。6月5日に緩和し、事業所やレストラン、商業施設などの活動は定員の50%を上限に認めていた。ただ市中感染がその後増加し、医療体制がひっ迫する中、9月14日からPSBBを再度強化。当初は9月27日までとしていたが2週間延長した。

9月14日にPSBBを再度強化したことで市中感染が減少している。同日以前の12日間には州内の新規感染者が3854人に上ったが、14日以降の12日間では1453人と3分の1近くに減った。アニエス・バスウェダン知事は、「行政が検査、追跡、治療を行うことで状況改善に努める。一方で市民には自宅待機を求める」と述べた。

ジャカルタでは引き続き、基盤分野とされる11分野以外の事業活動は在宅勤務を義務付けられる。教育は在宅学習、飲食店は持ち帰りや宅配サービスに限り、娯楽施設は臨時閉鎖、公共交通機関は運行時間や乗客数が制限される。


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