【シンガポール】8月の工業生産14%増、半導体が57%急伸

【亜州ビジネス編集部】

シンガポール経済開発庁(EDB)が25日発表した2020年8月の鉱工業生産指数(19年=100)は107.4となり、前年同月比で13.7%上昇した。上昇は4カ月ぶり。主力の電子(44.2%上昇)が大きく伸びている。

電子では半導体(56.9%上昇)が急伸。世界的に在宅勤務が増える中、クラウドサービスやデータセンター向けの需要が拡大しているほか、第5世代(5G)通信の普及拡大も追い風になっている。電子以外では、精密エンジニアリング(9.4%上昇)が3カ月連続のプラス。半導体装置の生産増で機械・システム(17.0%上昇)が引き続き好調だった。ほか、医療機器の輸出増などでバイオ医療(8.4%上昇)は3カ月ぶりにプラス転換した。

一方、移動需要の縮小を受け、輸送エンジニアリング(36.0%下落)は大幅減が続いている。


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