情熱酒場 寅次郎
〜幸せのかたちを届けたい〜【美食倶楽部】

幸せのかたちを届けたい
幸福度日本一の福井県と、あの寅次郎がコラボ
ともに目指したのは、幸せのかたちだった

バンコクで堪能する
「福井 至福の一献」

幸せとは何なのか。2年以上続いているコロナ禍は、そんな哲学めいたことを改めて考えさせられてしまう日々でもあったのかもしれない。
食べること、飲むこと、そして人と会うことに制約が科せられ、世の中が日々の幸せを見失いそうになる。

そんな状況下でも勤めて前を向き続けること。
それが「寅次郎」と、その創業者でオーナーの中村さんの“生きる姿勢”だ。

「一度始めたことをやり続けることは、想像以上に大変です。ただ、それを見てくれている人もたくさんいます。日本の地方自治体もその一つで、このバンコクで何かをPRしたい場合などにお声がけしてくれるんです。」

今までにも名産品などを通じて北海道や岩手県などを紹介してきた寅次郎だが、今回は福井県とのコラボレーションを展開している。

福井と言えば“幸福度日本一”の県。豊かな食と自然、歴史的資産などに恵まれ、人々が多様性と創造性に溢れて生きていけるところ、それが福井県なのである。

そこで今、寅次郎が期間限定特別企画として打ち出しているのが「福井 至福の一献」。
幸福度日本一の風土が醸し出す“銘酒三蔵”をこのバンコクで味わえるという、日本酒ファンならずとも、ぜひ飲んでみたくなる企画である。

「日本を元気にするには、やはり地方から元気になっていかなければなりません。ですから福井も、地元の有志が一丸となり海外へ出てモチベーションを上げていこうとしています。それをサポートするのが私たちの役目です」

そう語るのは「福井県ふくいバンコクビジネスサポートセンター」の刀称さん。
東南アジアで福井県をアピールするならまずはバンコク。そのことに迷いはなかったという。

福井の魅力を通じて
日本という文化を伝えたい

「日本には“福”が付く県が3つあるじゃないですか。福井県、福岡県、福島県…この3県で例えば3福サミットのようなことをやったら面白いと思うんですよね。北陸、九州、東北とエリアもうまい具合に分かれているし、なんだか良いことがありそう。ぜひ、バンコクに福をいっぱい運んできて欲しいです」

中村さんのアイディアは尽きることがない。その点を、やはり福井銀行バンコク駐在事務所の木田さんも感じているようだ。

「寅次郎さんに協力していただいている理由は、まず他の地方自治体とも組んだことがある実績と、中村さんのお人柄や経験値。そしてタイ人のお客様が一定数いらっしゃるというのも私たちにとっては魅力です。福井県は幸福度日本一ということになっていますが、そのことが自然と伝わっていくような流れを、中村さんと寅次郎さんで一緒に作っていきたいと思っています」

そんな中村さんは、地方の魅力をフックとして“日本という文化”を再認識して欲しいと言う。

「私は鹿児島出身でもちろん鹿児島を愛しています。ただ、一歩外へ出たら東北だろうが九州だろうが、私たちは日本人なんですよね。ですから今回も福井を知ってもらうことをきっかけにして、日本、あるいは日本の食文化を通して“幸せのかたち” にアプローチして欲しいんです」

タイと日本間の渡航ハードルも下がり始めている昨今。バンコクの街の賑わいも少しずつ戻ってきている。
そんな空気を感じながら、寅次郎で“幸福度日本一”福井の銘酒をいただく。

“幸せのかたち”がぼんやりと見えてきたような気がしてきた。

「情熱酒場 寅次郎」の外観。なんだか魔法にかかったような心地よさに包まれる。

「情熱酒場 寅次郎　スクンビット39店」詳細情報

「情熱酒場 寅次郎　スクンビット26 日本街店」詳細情報