NAKAMURA KAGAKU 「長年培ってきた経験と技術でプラスチック成形現場を支える」

長年培ってきた経験と技術で
プラスチック成形現場を支える

タイ進出は2003年。以来「中村科学工業」はプラスチック射出成形用の材料乾燥装置や金型温度調節機など、合理化機器の製造をアユタヤの工場にて行ってきた。

当初は日本向けの輸出拠点として稼働していたが、タイ国内の顧客需要に応えて現地での販売も開始。日本の製造現場で長年蓄積された経験と技術は多岐にわたる領域で使用されており、タイの日系企業はもちろんローカル企業の製造現場をアシストし続けている。消費者が日常生活の中で重宝する多彩なプラスチック製品にも、そんな技術が生かされているのだ。

同社は顧客のニーズや仕様形態をきめ細かにヒアリングし、それぞれの現場にベストな１台を生産。例えば同社を代表する業界初の横開き構造を備えた材料乾燥機「NLG/DLG」シリーズは、材料抜き機構を改良して作業効率とメンテナンス性をさらに向上。また、本体の小型化により工場内の限られた作業スペースをより有効に活用できるようになった。

「弊社の強みは、お客様の用途や使用状況に応じたアフターケアです」と語るのは、松本高太郎マネージングダイレクター（MD）。タイ国内で使用されている約3000台以上の製品に対し、熟練スタッフが無償でメンテンナンスに赴くなど手厚いサポート体制も好評だ。

今後は医療分野の開拓・展開を目指し、事業領域を広げていくという同社。顧客第一主義を武器に、新たな分野へと躍進中だ。