ツバキモト タイランド
各種動力伝動装置及び同付属品の製造・販売
創業100年の実力“動くところにTSUBAKIあり”
産業用チェーンをはじめ、マテリアルハンドリングなどを手掛ける1917年創業の老舗機械メーカー「椿本チエイン」。同社はチェーンの技術をさらに進化させ、機械部品からFAシステムへと事業領域を拡大。現在国内外に計77の拠点を設け、産業用チェーン・自動車エンジン用チェーンでは世界トップシェアの地位を確立している。
同社は、世界に誇るチェーン技術を駆使した電動式高速昇降リフタ「つばきジップチェーンリフタ」を開発。2本のチェーンがジッパーのように噛み合い、1本の強固な柱状になって押し・引きを実現。同時に、製造現場の生産性向上に直結するタクトタイム短縮、高速・高頻度運転や高停止精度などを可能にした。また、油圧リフタに比べて約28%の省エネ効果を生み出すなど、優秀省エネルギー機器として経済産業大臣賞を受賞した。
並行して、タイでユニット化した商品展開も進行中。ネジやガイドをフレーム内に収納した電動式リフタ「リフトマスタ」は、片手で楽々持ち運べるコンパクト仕様ながら、アームの自由な取り付けや複数台の連動運転など幅広い用途に対応。油圧式と異なりピットを掘る必要もないので、アーム下のスペース活用など、生産ラインの自由なレイアウトを可能にした。また、駆動部がワーク側面に備えられているのでメンテナンスも安全だ。
「お客様に合わせた設計・製作も承っています。昨年創業100周年を迎えた技術を携え、これから新時代を迎えるタイ製造業に貢献していきたい」と語る、上岡健一マネージングダイレクター(MD)。次の100年に向け、邁進を続ける同社に注目だ。
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- ①小型から自動車などの大型まで、高速・高効率昇降を実現した「つばきジップチェーンリフタ」
- ②ブレーキ付きモーターを採用しているため、負荷を保持し続ける間は電力も不要。ランニングコストを削減に導く「リフトマスタ」
- ③「弊社ではリニアモーションに電動式を採用することで、安全性に加え高精度、コンパクト設計、多彩なバリエーション、エコ&クリーンなど、さまざまな付加価値を創出しました」と上岡MD