配管の赤水、赤サビ問題を解消する「アリオレス」
配管の赤サビや水垢がトラブルの元凶
タイに工場を持つメーカーの多くが配管や関連設備のトラブルに悩まされている。その大きな原因は「水」にあるようだ。日本の水はご存じのように軟水だが、タイの水は硬水。鉄分やマグネシウム、カルシウムを多く含む硬水は、軟水に比べ赤サビや水垢の発生を加速させる。そして赤サビはその浸食作用で配管そのものを脆くし、水垢が配管内に詰まることでレジオネラ菌などの繁殖や臭気発生の原因にもなってしまう。
こうした数々のトラブルが工場の生産効率を低下させる要因。また、配管やフィルターの洗浄・交換の頻度が増え、そのための手間やコスト負担も重くなる。さらに、メンテナンス時には生産ラインを停止せざるを得ず生産計画の遅れにつながる、という悪循環に陥ってしまうのだ。
解決の切り札「アリオレス電磁気装置」
そうした事態を根本的に防ぐ解決策として注目されているのが、ANES社(設立:1955年、本社:東京)の「アリオレス電磁気装置」だ。以前から配管の赤サビ・水垢対策として磁気処理や通電処理をする装置はあったが、「アリオレス」はこれを極めてコンパクトに一体化した点が画期的という。この製品を取り付けるだけで配管トラブルを解消し、生産効率アップとコスト削減を実現できることから、日本ではすでに特許も取得している。
ANES(Thailand)は、同製品をタイで普及促進するために、ANES社のタイ現地法人として2013年6月に設立された。以来、同社は工場の水回り設備の補修・メンテナンスで実績を積み上げ、顧客企業の課題解決とともに環境保全に貢献するソリューション企業として成長を続けている。
装着するだけで赤水、赤サビ、水垢を除去
「アリオレス」は、配管などに取り付けるだけで大きな効果を発揮する。管内にこびりついた赤サビや水垢、シリカを剥離・除去し、配管や熱交換器の劣化を防ぐとともに、細菌の温床である水垢を除去することでレジオネラ菌など細菌の発生も抑制。また、水質・環境汚染の原因となる化学薬品を一切使用しないので、“人と環境に優しい環境保全製品”としての評価も高い。
さらに特筆すべきは、設置・運用のしやすさ。省スペース設計である上に、多彩なタイプのバリエーションがあるので、どのような設置条件にもフィットする。設置する際も配管切断といった大掛かりな工事は不要。外部から配管に取り付けるだけなので、作業は1時間ほどで完了。その間、生産ラインや業務を止める必要もなく、シンプルな構造ゆえに製品寿命は20年以上と非常に長い。導入後もほとんどメンテナンスフリーで、必要なのは電源部の保守点検とモニターによる監視のみという。人件費を含めトータルコストの大幅な削減が可能だ。
驚きの効果を実証、導入ビフォー&アフター
実際に「アリオレス」を導入した、ある企業からは「導入前は赤サビの除去費用に年間120万バーツかかっていたのが、導入後はゼロになった」とコスト低減効果を高く評価。さらに、配管詰まりの解消により「製品不良率が10分の1に低減した」と生産性向上への貢献を評価する声も寄せられている。
導入前 |
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導入後 |
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工場からホテル、商業ビルにも広がる導入先
「アリオレス」は、古い配管や設備に取り付ければ配管や設備の維持・延命を可能にし、新しい設備に装着すれば赤水、赤サビ、水垢の発生を当初から防ぐことができる。その結果、生産現場の生産効率アップとコスト削減に貢献。「アリオレス」を導入したあるユーザーは、「配管詰まりが改善されただけでなく、生産ラインでの不良品や余計なコストも減り、導入して本当に良かった」とのこと。そうした顧客の高評価の声が広がるにつれて、「アリオレス」新規導入ユーザーの増加に拍車がかかっている。この2年間でタイにおける販売台数は1.8倍になり、総導入台数は早くも100台を超えたという。
同社代表の市川MDは、「当社はこれまで日系製造業を中心に実績を積み重ねてきましたが、その導入効果の高さが業界内外に浸透してきた結果、多方面から引き合いを受けるようになりました。まだ潜在需要も多く、大きな成長ポテンシャルを感じています」と語る。今後、同社は製造工場への納入のみならず、ホテルや商業ビル、病院・医療機器メーカーといった新たなマーケットにも積極的に提案していく計画だ。
新システムの案内
冷却塔などに発生する藻・レジオネラ属菌の対策に薬剤を一切使用せず、水と空気だけを利用したオゾン発生装置の販売を開始。
一定期間は無償テスト装着を実施中の為、早めの連絡をおすすめする。この機会に是非試してみてはいかがだろうか。