富士電機(タイランド)
産業機器・パワエレ機器の生産・販売
製販一体による地域密着型の対応を実現
顧客満足向上で市場拡大を目指す
タイ工場をアジア・欧米向けのパワーエレクトロニクス応用機器を始めとする中核生産拠点と位置づけ、新工場を設立。主力機種は、産業機械のみならず日常生活で身近なエアコン、エレベーター、鉄道車両などモータが使われるあらゆる機器に欠かせない「インバータ(AC Drives)」。電力の制御装置として、滑らかな動きの実現と同時に消費電力の効率化すなわち省エネルギーと生産効率を目的とする。生産設備の長寿命化につながる事から、FA機器にとっては重要な装置である。
Fuji Electric Manufacturing (Thailand)が2013年12月に操業開始したチュムナムサップの新工場は、世界戦略の中核戦略拠点。約13万平方メートルの敷地に延べ床面積約3.4万平方メートルの生産施設。生産製品は主力のインバータ、無停電電源装置(OPS)、メガソーラー向けPCS(パワーコンディショナ)、スイッチング電源、ガス絶縁開閉装置(GIS)、自動販売機。製品比率はインバータが、約5割を占め、さまざまな仕様の製品を生産する。
タイにおける強みは新工場の生産能力と、現地販売会社 Fuji Electric (Thailand)との製販一体による事業体制。Fuji Electric (Thailand)はタイ国内のみならず近隣諸国への営業展開も進めており、インバータの導入で、新規産業にかぎらず既存産業にも「生産の効率化と省エネ効果」として、インバータを拡販する。
エネルギーの効率化、安定化には欠かせないインバータとその他機器をお客様にお届けし、顧客満足度を高め、地域密着型の対応を進めたい。