HITACHI TRANSPORT SYSTEM VANTEC (THAILAND) LTD.

日立物流 タイランド

総合物流(輸送・保管・配送、フォワーディングなど)

進化する3PLのパイオニア
唯一無二のスマートロジスティクス

 

荷主企業が第三者に物流業務全体を委託するアウトソーシングサービス「3PL(サードパーティロジスティクス)」で、日本国内トップシェアの日立物流の戦略は流石だ。母体が製造業であるがゆえに、モノづくり企業が求めるニーズを一手に請け負う3PLはお手のもの。タイでは、日系企業の進出増に比例し、着実に成長を遂げてきた。だが、同社が見据えた視線の先には、ASEAN経済共同体(AEC)があった。
2011年、自動車部品物流をグローバル展開するバンテックを完全子会社化。同時にタイでは、ローカル物流企業のエタニティ・グランド・ロジスティックス(ETG)を傘下に加え、同国での陸送・倉庫事業の強化を図った。さらに、16年には佐川急便の持ち株会社SGホールディングスと資本・業務提携を果たし、クロスボーダー混載輸送サービスもスタートさせた。ご存知の通り、タイは世界トップクラスの自動車産業集積地であり、AEC発足後は、域内分業体制が進む。前述の矢継ぎ早な戦略が功を奏することは必至だろう。
タイ現地法人の永野光鹿副社長は、「基盤が整ったことで、得意とする3PLを、より安く、早く、安全が担保できます」と胸を張る。さらに、同社の高品質サービスの裏には、常に日立グループの物流を担ってきた強みが垣間見える。掲げる“スマートロジスティクス”は、グループで開発した新技術を使った自動倉庫や自動仕分け機などにとどまらず、無人搬送車、ロボットといった新たな自動化設備の導入のほか、人工知能といった最新のICT技術が使われている。「社内最適化の結果(トータルコストの低減や高効率運営)が顧客への還元につながります」。17年、死角の見つからない同社の快進撃に注目したい。

 

  • ①AECの発足で、メコン地域のクロスボーダー輸送がますます活発化。域内に広がる青空の下、爽やかな日立カラーが走る
  • ②右から山本雄一シニアマネージャー、材木和彦社長兼アジア代表、永野光鹿副社長、藤原達ゼネラルマネージャー
  • ③タイ国内38拠点(23万3170㎡)のネットワークを誇る

 

  TEL: 02-337-2086 / 092-246-0906(藤原)
  11/8-11/9 Moo 9, Bangchalong, Bangphli, Samut Prakan 10540
  E-mail:tst-forwarding-japanese@hitachi-tstv.com
※この情報は2016年12月現在の取材を元にしています

 

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