イニエスタ「来季はACL挑戦、そして悲願のJリーグ初優勝へ」

アンドレス・イニエスタがヴィッセル神戸に加入したのは2018年のこと。スペインの名門バルセロナで多くのタイトルを獲得し、同国代表としても世界一に輝いた経験のある超ビッグネームの加入に、日本中が大いに沸いた。
 
以来、神戸の中心選手として活躍するイニエスタは、圧倒的な技術を武器にゴール、アシストを量産。とりわけ味方の得点機を演出する正確なパスは絶品で、味方やファンだけでなく、相手選手までも魅了してしまうほどの優雅さを備えている。
 
今年5月で37歳となったイニエスタだが、その技術はいまだ健在だ。今季は昨年に負った負傷の影響でスタートこそ出遅れたものの、5月に復帰すると徐々にエンジンを温め、18節の福岡戦で今季初ゴールをマーク。その後もコンスタントな活躍を見せると、10月には出場3試合で3得点・1アシストと結果を残し、月間MVPにも輝いている。
 
とりわけ、3位以内が手にすることができる来季のACL出場争いを演じたシーズン終盤のパフォーマンスは秀逸で、まさに大黒柱としての働きを見せつけた。その結果神戸は、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスに次いで3位の座を確保し、来季のACL出場権を手にしている。イニエスタは今季23試合に出場して、6得点・4アシスト(37節終了時)。ベストイレブンに輝いた2019年に匹敵する数字を残した。
 
イニエスタは自身の誕生日だった今年5月11日に神戸との契約を2年延長。2023年まで神戸でプレーすることが決まっている。ACLの戦いはもちろん悲願のJリーグ初優勝を狙う神戸にとっては何よりの朗報だ。
 
イニエスタの加入以降、着実に強豪の道を歩み続ける神戸の来季の戦いぶりが今から楽しみだ。

 


FINAL CEREMONY 2021
11月27日(土)2021シーズン、ホーム最終戦となる、2021明治安田生命J1リーグ第37節の横浜F・マリノスの試合後に行われた。三木谷会長、三浦監督、イニエスタ主将、山川選手会長などから、チームを支えたファンやスポンサーに対しての感謝の気持や来季に向けての抱負などが語られた。
 
 

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