KGKエンジニアリング(タイ)
工作機械・産業機械及び周辺機器等販売専門商社、保守サービス事業
タイからASEAN、さらに世界へ
トータルコーディネートに絶対の自信
工作機械などの産業用マザーマシンを販売・提案するファクトリーソリューション事業と、食品製造ラインなどをシステムごとにアレンジするプロダクトソリューション事業の二つを柱とするKGKエンジニアリング。
タイにおける営業拠点、現地法人がKGK Engineering(Thai)Co., Ltd.。総合商社「兼松」の曾孫会社にあたり、2002年に現地法人化した。バンコク本社を中心にコラートに営業所を構えるほか、今年10月には新たにシラチャー近郊のピントン工業団地内に「ピントン営業所」を開設。日本人とタイ人マネージャーを駐在させる。
事業は機械の販売やメンテナンスだけに留まらない。最適な生産財システムの構築や問題点の改善・解決に至るまでトータルでアシストし、顧客の立場に立った営業を得意の工作機械や周辺機器等を取り扱い、世界中のメーカーの中からどの組み合わせが、最適なのかを提案し続けている。
タイ進出を希望する企業からの相談は週4件を超える。消費動向や労働市場を伝え、最適な進出先を提案。ときにはタイ以外の案件も請け負い、それらはすべて無償だという。「モノづくりの提案が結果、ビジネスに結びつければベスト。将来のビジョンをぜひ提供していきたい」と田邉浩一副社長は話す。
現在のタイ市場の減速は、一時的な現象と予測。来年には多くの企業が進出する可能性もある。そして、メキシコやインドなど魅力的な市場は広がっている。タイからASEAN、そしてさらに世界へ。視線は常にその先を見据えている。