KGKエンジニアリング タイ
工作機械・産業機械及び周辺機器等販売
工作・産業機械の販売からアフターケアまで
トータルソリューションで顧客ニーズを充足
工作機械の販売を手がける総合商社「兼松KGK」が、タイ現地法人「KGKエンジニアリング」を立ち上げたのは2002年。現在、バンコク本社を中心に、コラート事務所、そして14年10月にピントン工業団地内に開設したピントン営業所と、確実にタイでの地盤を固めている。
工作機械からその周辺機械、産業機械まで、タイ国内だけでも300種を超える商材を取り扱う同社。中でも注目は、METALEX(11月開催)の目玉ともなる日本・DECSYS製のギア検査装置だ。同機では画像処理のハード・ソフトウエア、アプリケーション技術、自動化技術のキャパシティを向上。人間の目(視覚・頭脳)に置き換わる技術で、傷や異物等を同時に検査し、より高速での処理を可能とした。
コスト競争が激化する中、自動車メーカーから挙げられる次の課題は部品の軽量化。同社で扱うオーストリア・GFM製の四面鍛造機は、中空シャフトの加工が行えることにより、部品の軽量化を実現。歯車測定器、ハウジング測定器(どちらもチェコ・AMEST製)は自動・手動ライン共に使うことができる上、これまでにない短時間での高精度測定を可能にしている。
年々品質に対するハードルが上がるタイの工場。その要求に足る品質・精度を生む高度な機材の提供だけに留まらないのが同社だ。メンテナンスはもちろん、その企業に合った最適なシステムや問題点の解決・改善に向けたシステムの提案も無償で実施。また、タイ進出を希望する企業の相談にも応じている。
機械・システムの提案からアフターケアまで、トータルコーディネートに尽力。常に顧客側に立つその姿勢こそが、KGKが支持される所以だろう。
- ①従来の手法では山・谷部分のみだった検査が、DECSYS社オリジナルカメラ「マルチプルイメージャー」で歯車側面の全周検査が可能に
- ②森本マネージャーは、東京本社営業部勤務を経て、2015年10月に来タイ。工作機械の責任者として、METALEXを取り仕切る
- ③AMEST製の専用測定器「DEXTERA measuring Head」。短時間、高精度、高繰り返し精度での測定を行う。自動/手動ライン、生産現場/品質管理室どちらでも使用可
- ④GFM製の四面鍛造機(※今回のMETALEXではサンプル品展示のみ)。マンドレルを差し込み、ワークを回転させながら4方向より鍛造を行うことで中空ワークの加工が可能。プログラム制御により肉の厚さや形状も自由自在。スウェージングに代わる次世代の加工機として世界の注目を集める
※この情報は2016年10月現在の取材を元にしています