小松電機産業 タイ駐在事務所
シートシャッター「happygate門番」の販売・メンテナンス
業界のパイオニアがタイ展開
シートシャッター「門番」
工場や倉庫の開口部に設置する高速シートシャッター。空調管理、防塵・防風には不可欠な存在として、日本での普及率は高いものの、タイはこれから。そんな中、シートシャッター「門番」を日本で初めて開発・販売した業界のパイオニア「小松電機産業」がタイで駐在事務所を設立(2016年8月)。ものづくり大国タイで、旋風を巻き起こしている。「これまで代理店を通して販売してきましたが、メーカー責任を果たすためにも駐在事務所が必要と判断しました」と話すのは、同社ASEAN担当の先久(せんきゅう)雅人氏。業界では「門番」を知る人は多いだろう。それまで、空間を遮り、防犯要素のみだったシャッターの常識を変え、「中小企業センター賞」「ニュービジネス大賞」「ものづくり日本大賞優秀賞」などを受賞。シャッター・ドア業界で初のエコマーク認定も受けた。品質は折り紙つきで、「業界最速の上昇速度」「高気密」「高い防虫・防塵効果」に加え、特殊用途向けとして「冷凍庫仕様」「防爆仕様」もラインナップ。コンパクトかつ短時間施工と、多くの点でパイオニアのノウハウが生かされている。「日本とタイでは環境が異なるので、多種多様なシートを用意しています」(同氏)。今後、タイでは東部経済回廊(EEC)構想に基づき、医療、航空、電気自動車といった高付加価値産業の集積が図られる。そうなれば、自ずと精密部品・製品が増え、クリーンルームでの製造・保管・管理が必要とされ、同社のシートシャッター需要も増加するというわけだ。まさに、時代のニーズに合致した戦略。
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- ①豊富なバリエーションと、場所や用途で様々なカスタマイズ。建物の出入り口のみならず、コンベア、昇降機、生産ラインなどにも連動可能
- ②「工場内の防虫を目的としたシート。そして、風通しのよい防鳥目的のシートを求める声のほか、東南アジアならではの依頼も多いですね。もちろん、あらゆる要望に応えられるほか、現地に合わせた開発も進めています」(先久氏)