コマツ産機(タイランド)
プレス機械、板金機械、および付随する周辺装置の販売、サービス
利益度外視で標準装備にする
コマツの決断!
コマツ産機は、建設機械シェアで、日本トップ、世界2位のコマツを中心とするグループのプレス・板金機械メーカー。タイには、2005年(現地法人設立)に本格進出を果たした。主力は、金属を上下動により、金型と同じ形状を作りだすプレス機械の販売・アフターメンテナンス。小型~大型まで自社製造マシーンを幅広く取り揃え、あらゆるニーズに対応する。昨年より2次元、3次元レーザーの販売も開始し、サービス体制も構築。現法トップの甲斐顕介社長は「タイは自動車産業の一大生産・輸出拠点。ローカル企業の事業も高度化し、日系企業の進出も続いている。需要はまだまだある」と自信。
それもそのはず、同社は進出以来の販売実績も小型プレス機だけで2000台を越え、順調そのもの。導入先へのアフターサービスにも余念はなく、小、中、大型すべての機種で専門メカニックを抱え、定期点検から突発対応の事態にも即応できる環境を整える。保有する技術力も、他の追随を許さない。同社はサーボモーター駆動と先進のCNC制御、ハイブリッド駆動機構によりフリーモーションで最適加工を行えるサーボ駆動プレス機械を世界で初めて導入。同技術により、高精度、高生産、低騒音、省エネを実現させた。さらに、事業効率化へのウルトラCとも言えるのが、同社グループが独自開発した、プレス機械の稼働管理システム「KOMTRAX(コムトラックス)」だ。全機械の稼働状況をコンピュターで一括管理でき、無駄のない生産管理が可能となる。「お客様に負担はほぼありません。顧客の安定運営と事業効率化を後押しするのが我々の使命だからです」(同氏)