コニカミノルタ ビジネスソリューションズ タイランド
複合機(MFP)・プリンタ、印刷用機器などの販売・関連消耗品、ソリューション・サービスなど
“カラーのコニカミノルタ”だけじゃない
1台集約。小さなデジタル化を図る
“コニカミノルタ”の名を知らない人は少ないだろう。カメラ・写真フィルムのメーカーとして創業してから約130年。今や、培った材料・光学・微細加工・画像技術のシナジーで、デジタル複合機を核に総合オフィスサービス企業に成長した。海外売上高比率は約8割と高く、世界150カ国で販売・サービスを展開するグローバル企業だ。
タイ進出は1983年。販売代理店を通した複合機の販売・メンテナンスサービスから開始。そして、2014年。「市場の変化への迅速な対応、細分化されてきている顧客ニーズへ適切なソリューションの提供を実現するためには、直接事業展開をしていく必要があると判断しました」と現地法人トップの宮本雅司マネージングダイレクターは語る。
事業の高度化が進むタイ市場。製品ライナップの拡充にも余念はない。昨年は、業務提携しているMGI社(フランス)の技術を採用した商業用インクジェットプリンタ「MGI JETVARNISH 3DS & iFOIL S」やモノクロ印刷機「bizhub PRO 1100」、複合機の新モデル6機種を投入し、市場ニーズの囲い込みを図った。現在の複合機市場では、ネットワーク接続はもちろんのこと、さまざまな機能が付加され、オフィス空間に欠かせない存在だ。一方で、中小企業にとっては、最新トレンドであるIoTやクラウド、AIといったITに触れる機会が少ないのが実情。同社の最新複合機を導入することで、ペーパーレス化、モバイル対応、タッチパネルの多言語化など、一定の効率化が図られるという。 本格進出から3年。モノづくり企業がメイン産業であるタイの地だからこそ、自らも製造業である同社のチカラが求められる。
- 業界では、“カラーのコニカミノルタ”と評される強みを持つ。単純な印刷品質だけでは差が出にくい領域で、プロから評価を得るのは、裏打ちされた技術力があるからこそ。担保された高い信頼性を誇る製品の次なる一手が「高機能をより身近にすること」。タイ語化された大型9インチマルチタッチカラーパネル(bizhubシリーズ)で、シンプルかつ、快適な操作性を実現した
※この情報は2017年4月現在の取材を元にしています