クロイツ(タイランド)
デバリングマシン、各種自動化装置、設計・製造・販売
カスタマイズされたデバリングマシンで
あらゆる種類の「バリ」を除去
鋳造工程、機械加工工程など、さまざまなシーンで技術者の頭を悩ませる「バリ」。これを確実かつスピーディに除去する機械を提供し、絶大な信頼を得ているのが、クロイツだ。日本本社は1989年に設立し、世界でも数少ないデバリング(バリ取り)に特化した企業。2004年から海外展開を推進し始め、08年にBOI(タイ投資委員会)を取得し、クロイツタイランドを設立。自動車関連産業をターゲットに事業を進め、今年6月には工場の増床を行うなど、好調を維持する。同社の主軸となる事業は、前述したバリ取りをロボット制御で自動的に行う「デバリングマシン」。バリの内容は製品や工程によって大きく変わるため、顧客が求めるニーズに対して、臨機応変し、製品を提供している。一部パーツは日本から輸入しているものの、大半はタイで調達している。特筆すべきはアフターサービスだ。製造現場からフィードバックされた改善要求に対し、メカ・電機・ロボットの各エンジニアを必要に応じて迅速に現場に派遣するシステムを構築。これが顧客から大きな支持を得ている。他の追随を許さない圧倒的なバリ取りのノウハウや技術力に加え、迅速かつ細やかなアフターサービスが評判を呼び、近隣諸国からの引き合いも多い。 「2010年の初出荷以降、累計150台ほど出荷しました。内訳は、タイが100台、中国が50台です。今後はタイでの販路拡大はもちろんですが、近隣のASEAN諸国、インドネシアやマレーシアなどへの進出も考えています」。と、小岩井岳マネージングダイレクター(以下MD)は力強くビジョンを語った。
URL: www.kreuz.jp
E-mail: koiwai_takeshi@kreuz.jp
※この情報は2015年9月現在の取材を元にしています