日本には国民皆保険制度というものがあり、病気やケガをした時には保険診療が可能。医療費も3割負担なのでさほど費用の不安もありません。
ところがタイでは事情が異なるのです。タイにも国が運営管理する健康保険制度があり、労働許可証をもっている外国人はこの健康保険への加入が義務付けられています。この保険証を持っている人はタイ国の保険診療を受けることをできますが、様々な制限があるのも確か。タイの国が運営管理する保険診療を受け付けていない医療機関もあります。
また、個人経営者などは国の健康保険に加入できないので、自身で加入しなければなりません。そこでまだ医療保険に加入していないという人は、“知っておきたい”医療保険の基礎知識をぜひ参考にしてみてください。
- 絶対に知っておきタイ「タイの医療保険事情」
- 日本のような健康保険制度がない
- タイの会社で加入する社会保険
- 自由診療なので診療にはある程度のお金が必要
- タイで加入する民間医療保険
- 日本にいる間に加入する海外旅行傷害保険
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絶対に知っておきタイ「タイの医療保険事情」
タイの病院は日本と同様に公立と私立病院があります。医療水準は高く、特に有名私立病院の場合は外国人が医療ツーリズムを利用して、わざわざ医療を受けに来るほどです。
中には5つ星ホテルにも負けないような設備とサービスを提供する私立病院もあり、日本から来てそれを初めて体感するときっと驚くはず。
そんなタイの医療環境の背景にある医療保険の基礎知識をお届けします。
知っておきたいこと1 日本のような健康保険制度がない
タイには日本のような健康保険制度がなく、いわゆる「国民皆保険」ではありません。勤務中の会社で加入する社会保険制度はありますが、保険で医療行為を受けたい場合は、個人の裁量によって任意で保険への加入が必要となります。