コロナ禍で外出や旅行を控えたり、テレワークになったりと、在宅時間が増えた昨今。確実に携帯電話に接する時間が増えています。
そんなタイミングで、ついに5Gがタイでも本格的に始動!4Gのなんと20倍もの通信速度を実現する“5Gの”実力と、どうすれば5G回線を使えるのかをお届けします。
5Gって何?どこがすごいの?
まず、5Gとは何なのでしょうか。「第5世代移動通信システム」というのがそれで、次世代の通信規格の総称だと考えていいでしょう。
その主な特徴は、「高速大容量」「高信頼低遅延」「多数同時接続」の3つで、 日本では既に2020年3月からサービス提供がスタート。タイでは2020年8月頃から運用が開始されています。
3G、4Gという通信規格もあり、現行の携帯電話回線のほとんどが4G。通信事情が悪い一部地域では3Gで通信する場合もあります。
つまり、現状では3つの通信規格が混在している状態で、将来的には5Gの需要が伸びてくるということです。
さて、5Gなら通信事情がどう変わるのか?それを一言で表現するなら速くなる!ということに尽きます。
その最大速度を数値で表すと4Gが最大1Gbps、5Gが最大20Gbpsで、理論上は20倍もの速度です。
現状だと動画視聴の際に時々止まってしまうようなことがありますが、5Gだとそれがほぼなくなります。
また、重いデータのダウンロードに要する時間もぐんと短縮されるのです。
5G回線をはじめとした各携帯キャリアのカバレッジエリア
(電波を受信できる範囲)
AIS
くまなくタイ全土をカバーしているといえます。3G、4G、5Gを含めると最もカバレッジエリアが広いのはAIS。そして5Gに関しては都心部に集中している傾向があると言えるでしょう。
truemove H
AISより国境付近でのカバレッジが若干弱いようですが、ほぼタイ全土をカバー。5Gに関しては、都心部以外での広がりはAIS以上。これはtruemove Hの大きな特徴だと言えるかもしれません。
dtac
やはりタイ全土をほぼカバーしています。ただ、5G回線エリアがとても少ないといえます。
大手携帯キャリアのカバレッジエリア(電波を受信できる範囲)はこちらへ!
5G回線が広げるブロードバンドの世界
5G回線を使ったインターネット通信網がさらに高速大容量化すると、4Kや8Kといった超鮮明な画像によるライブ配信も可能になります。コロナ禍でお気に入りのアーティストのライブ会場になかなか足を運べない状況下や、遠く離れた地での音楽フェスをまるで会場にいるような臨場感と共に楽しめるわけです。
また、5Gはその速度とキャパシティを活かして、工場や病院などの大きな施設内で様々な機器の操作や、人の動きの管理などをリアル&リニアに管理できるようになります。
工場での従業員の勤怠管理や、病院に出入りする人の健康状態のチェックなど、大量のデータをスピーディに処理することが可能。
https://www.berrymobile.jp/thailand/blog_bangkok/9087
5Gを使うには5G対応機種が必要!
今使っている機種が古ければ5G対応機種へ替えてみては!
さて、そんな5Gですが、携帯電話で使用するには、5Gに対応した端末が必要となります。現在、最新型のiPhoneを筆頭に、「SAMSUNG」「OPPO」などの各メーカーからは5G対応機種がラインナップされていて、今後はさらに増えてくるでしょう。
ただ、5Gが回線が繋がるのは、まだ都心部のみといってもいいほど。これから地方に広がっていくのを期待したいですね。
今使っている携帯端末が古くて、機種変更しようとしているタイミングなら、思い切って5G対応機種にしてみることも選択肢に入れてみてもいいかもしれません。いずれにしても、どこでどんなシチュエーションで5G回線を使うのかが、最新の5G対応機種へ乗り換える判断の鍵。
日系携帯キャリアでは、お得な5G対応端末の特価販売を展開しているので、興味がある方は相談してみてください。
気になる5G回線のプランと料金
そこで気になるのは、5G回線のプランやその料金。「AIS」「truemove H」「dtac」の大手キャリアからはいくつかのプランが出ています。パッケージになっていることが多いので、内容を確認してみてください。5Gは速度が速い分、あっという間に大容量データを使ってしまうので、気をつけたいですね。
なお、日系の携帯キャリアショップなどでは“5G対応プランへの無料アップデート”を行っているので、気になる場合は問い合わせてみるのもいいかもしれません。