天空のバーで、宇宙に近づく
2022年版
タイ・バンコクのルーフトップバー

バンコクにはあまた溢れるほどのアクティビティがありますが、夜を楽しみたいのなら、ぜったいにルーフトップバーは外せないでしょう。世界で最も空に近いオープントップバーをはじめ、バンコクの夜景を一望できる素晴らしい高層階バーがいくつもあります。

日本では数少ないオープントップのバーも、ここバンコクなら選び放題。バンコク最古のバーやハリウッド映画の舞台となって一躍有名になったバー、そして熱帯植物が咲き乱れる屋上庭園のバーなど、個性的なバーが点在。ちょっと気分を変えて過ごしてみたいなと思ったら、バンコクの夜空を見上げてみてください。そこにあるのは天空のバー。あなたもきっと宇宙に近づけます。

オススメのルーフトップバーを紹介する前に 大人の遊び場「ルーフトップバー」の魅力って?


どうしようもなくゴージャスな夜景

「まるで宝石箱をひっくり返したような夜景」という常套句があるように、まさしくルーフトップバーからの夜景は煌びやか。眼下に輝く光源には事欠きません。時間帯によって刻々と変わる景観は、まさに100万ドル以上の価値があるのではないでしょうか。

空が魔法の色に染まるマジックアワー

ルーフトップバーがオープンする時刻は、夕方の5時か6時くらい。これにはちゃんと理由があって、「マジックアワー」を楽しむため。マジックアワーとはもともと写真撮影用語で、日没や日の出の前後の数十分間だけ体験できる薄明の時間帯のことです。光源となる太陽光が日中よりも赤く、しかも適度に淡くソフトで暖かくなることで、空が金色に輝いて見える状態。そのため、ルーフトップバーの多くは、空が魔法の色に染まる瞬間を体感できる時間帯からオープンしています。


ラグジュアリーな非日常的空間

バーというと、どうしても「落ち着きのあるクローズな空間で、ちょっといいお酒を嗜む」というイメージが付いてきます。ルーフトップバーはそんなバーの常識を覆す「非日常性」が魅力。圧倒的な開放感、心地よい風、天空に手が届きそうな感覚、高層階独特の夜の帳…それらの要素が相まって、ワンランク上のラグジュアリーな空間に包まれながらお酒を楽しむことができます。



ここなら、間違いなく宇宙に近づける! 「絶対に行くべき」ルーフトップバー 3選


ワイズデジタル ルーフトップバー・ランキング第1位 Vertigo & Moon Bar(BANYAN TREE BANGKOK)


天使が舞い降りる、天空のバー

「バンヤンツリー・バンコク」の「Vertigo & Moon Bar」といえば、泣く子が黙るかどうかはわかりませんが、旅行雑誌などでルーフトップバー特集があれば、必ず紹介される超有名なルーフトップバー。アジアを中心に高級リゾートやホテルを展開するバンヤンツリーが誇る5つ星のハイクラス・シティホテル。その61階にあるのが「Vertigo & Moon Bar」です。

ルーフトップバーは、ここバンコクには星の数とは言わないまでも、かなりの数があります。同じ大都会でも東京だと、なかなか高層階のオープントップのバーが見当たらない。これには理由があって、建築や消防関連の法律的な絡みの問題や、東京だと梅雨の時期や冬季の間に稼動できないため、採算的な問題もあるようです。

一方のバンコクにも、長い雨季があります。特に8月〜10月頃は、夕暮れ時を狙ったようにスコールが降り、オープントップのバーやレストランはクローズを余儀なくされることも多々。この「Vertigo & Moon Bar」も設置前にはかなり反対があったそうです。それでも当時の経営陣が英断を下して、2002年1月にオープン。ホテル業界では伝説にもなっているようですが、そうしてバンコクで最初のルーフトップバーが誕生したとのことです。

バンコクの別名はクルンテープ。これは“天使の都”という意味ですが、この「Vertigo & Moon Bar」まで登ったら、ぜひ空を見上げて見てください。もしかすると、マジックアワーの茜色に染まる空から天使が舞い降りてくるのが見えるかもしれません。


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