タイで生活するなら、タイバーツで決済できるクレジットカードが便利。買い物や公共料金の支払いなど何かと使えるクレジットカードは1枚持っておくと安心です。
- タイのクレジットカード
- タイで生活するならタイバーツで決済可能なクレジットカードが便利
- タイのクレジットカードを使うメリット・デメリット
- クレジットカードのトラブル・注意点
- クレジットカードの取得条件
- バンコック銀行の場合
- カシコン銀行の場合
- アユタヤ銀行(クルンシィ銀行)の場合
- クレジットカードの種類
- クレジットカードの選び方
- クレジットカードのセキュリティ
- タイで発行できるクレジットカード(※一例)
- 銀行系カード
- バンコック銀行/プラチナ・リーダーカード
- カシコン銀行/プラチナカード
- アユタヤ銀行(クルンシィ銀行)/JCBプラチナムカード
- シティバンク/シティ ロイヤル オーキッド プラスカード
- デパート系カード
- Central The1 LUXE
- SCB M LIVE
- イオンカード
- イオンゴールドカード
- イオンクラブタイランドカード
タイのクレジットカード
タイのクレジットカードを使うメリット・デメリット
タイでクレジットカードを使う際には注意しなければならないことがあります。メリットやデメリットをよく理解したうえでカードを使うようにしましょう。
メリット
現金を両替するより手数料が安い
タイから日本への一時帰国やタイ国外の海外旅行をする際、現金の両替が必要です。空港や両替する場所によって手数料は変わりますが、両替の際は必ず手数料がかかります。両替所によっては10%近く手数料がかかることも。クレジットカードを使用する場合も事務手数料はかかりますが、大体1.6〜2%ほど。そのため、無理に両替せずにカードを利用したほうが安く済む場合があります。
現金を持ち歩く必要がない
カードがあれば、多額の現金を持ち歩く必要がなく、現金が足りなくなった時もカードで買い物や支払いができて便利です。
一部の鉄道路線ではクレカのキャッシュレス決済が導入されているので、チケットを買うための長い行列に並ばなくても済みます。
ポイント還元や特典も充実
クレジットカードを作り、日々の買い物や食事の支払い、旅行などに活用すれば、様々な特典やポイント還元が受けられます。
デメリット
カードが使える場所と使えない場所がある
タイはクレジットカードの利用率が上がってきているとはいえ、利用できないお店や場所もあります。ナイトマーケットやローカル市場、バスやトゥクトゥクなどは現金払いの場合が多いです。カードを利用したい場合は、利用前に必ず確認するようにしましょう。
またカードが使える店であっても「購入金額が300B以上でないとカード利用不可」というケースもあります。そのため、ある程度は現金を用意しておくと良いでしょう。
誰でもクレジットカードが作れるわけではない
タイでは労働許可証(ワークパーミット)や平均的な収入等がなければクレジットカードを作ることはできません。
POINT
- クレジットカード決済時の注意点
クレジットカードをカード発行国と違う通貨で決済した際には、国際ブランド(VISA、MasterCard、JCB等)が設定する為替手数料(事務手数料、海外取引関係処理費、海外に関わるコスト)が加算されます。
クレジットカードのトラブル・注意点
日本と違い、海外でカードを使う場合は様々なリスクやトラブルはつきもの。
特にお金が関わるクレジットカードは問題が起こってしまうと対応に時間がかかります。トラブルを避けるためにも注意点や気をつけたいことを確認しましょう。
不正利用
クレジットカードを利用する際に注意したいのがカード情報の不正利用。身に覚えのない利用請求が何度も届いた場合、不正利用の可能性があります。早急にカード会社へ連絡し、カードを停止・解約しましょう。
盗難・スキミング
クレジットカードを使ってキャッシングを利用する場合、銀行やデパートのほか、駅や空港などの利用者が多く安全な場所にあるATMを利用するようにしましょう。人通りの少ない場所や死角となる場所にあるATMでは、カードの盗難やスキミングの被害に遭う可能性が高いので注意が必要です。
支払い時は金額を確認する
クレジットカードで支払いした際、金額を確認せずにサインをしてしまい、さらにレシート(領収書)を受け取らなかったため、高額な金額を請求されてしまったというトラブルがあります。カード利用時の高額請求被害を防ぐために、正確な金額が記載されているかどうか、利用伝票の控えは必ず受け取るようにしましょう。
クレジットカードのすり替え
タイのゴルフ場でロッカーに預けていた財布からクレジットカードが抜き取られ、自分の財布には別人のカードが入っていたという事件が頻発しています(自身のカードは不正利用されていた)。財布や貴重品はロッカーには預けずに自分で管理するようにしましょう。
またゴルフ場だけでなく、レストランやホテルのフロントなどでカードを手渡して支払った際も注意が必要です。カードを受け取った後は自分のカードであることを必ず確認しましょう。
クレジットカードの解約
タイで作成したクレジットカードは原則タイ国内でしか解約することができません。日本への本帰国やタイ国外へ居住地が変わる場合は、タイを出国する前に必ず解約しましょう。
POINT
- カード会社や警察の連絡先は控えておく
カードの個人情報流出や不正利用、紛失・盗難に遭ってしまった時のために、カード会社や現地警察の連絡先は控えておくようにしましょう。カード会社によっては保険が適用される場合もあります。被害を最小限に抑えるためにもカードの取り扱いには注意が必要です。 - 利用通知は必ず確認する
カードを利用すると携帯にSMS(ショートメッセージ)で利用通知が届くサービスもあります。利用通知サービスに登録しておけば、見に覚えのない通知が届いた時はすぐに気付くことができるので登録しておきましょう。通知が届いた際は必ず毎回利用明細を確認してください。
クレジットカードの取得条件
タイでクレジットカードを作るためには、タイ中央銀行で定められている条件を守る必要があります。タイ人でも外国人でも月収15,000B以上の収入があり、外国人は労働許可証(ワークパーミット)を取得していることなどが条件です。
また、外国人がクレジットカードを取得するためには銀行ごとに条件が決められており、審査の結果によっては取得できない場合もあります。
下記に主要3銀行の取得条件を記載しました。その他の銀行に関しては、直接銀行へ問い合わせて条件等を確認してください。
バンコック銀行の場合
申し込み方法
必要書類を準備して銀行窓口で申し込む
必須条件
- 20歳以上(家族カードは15歳以上)
- 月収15,000B以上
- タイで設立されている会社で6カ月以上働いていること
- 与信枠に応じた金額を保証金として口座に預金(引き出し不可。クレジットカード解約後に引き出し可)
必要書類
- パスポート
- 労働許可証(ワークパーミット)
- 収入を証明する書類(給与証明書、給与振込控、源泉徴収書等)
- バンコック銀行の普通預金通帳(直近6カ月分以上の取引明細が確認できるもの)
- 会社登記簿(個人事業主の場合)
バンコック銀行のクレジットカード情報はこちら
ATMカード・クレジットカードーWEBページ
バンコック銀行クレジットカード・カスタマーサービスセンター(紛失・盗難時、解約時)
02-638-4999(24時間対応)※タイ語、英語のみ
カシコン銀行の場合
申し込み方法
必要書類を準備して銀行窓口で申し込む
必須条件
- 20歳〜80歳(家族カードは15歳以上)
- 月収50,000B以上
- タイで設立されている会社で6カ月以上働いていること
※事業主の場合は会社が1年以上経営している会社であること - 金融機関への支払いの滞納歴なし
必要書類
- パスポート
- 労働許可証(ワークパーミット)
- 直近3カ月以内に発行された収入を証明する書類(給与証明書、給与振込控、源泉徴収書等)
- カシコン銀行または他行の普通預金通帳(直近6カ月分以上の取引明細が確認できるもの)
カシコン銀行のクレジットカード情報はこちら
K-Contact Center Service
02-8888888(24時間対応)※タイ語、英語のみ