タイの国営郵便局(Thailand Post)では、どの窓口でも手紙・小包の郵便物を国内外への発送や国際EMSの受付など、日本と同様にサービスを行っています。
タイから日本へ郵便物を出す方法
国際通常郵便
手紙やはがきに、書籍などのかさばらないものを日本へ送る場合は国際通常郵便を使います。宛先には「JAPAN」「AIR MAIL」とアルファベットで目立つように記入してください。郵便番号や都道府県などは日本語で記入しても大丈夫です。また、確実に送るためにはポスト投函ではなく、直接郵便局の窓口で手続きすることをおすすめします。
EMS(国際スピード郵便)
航空便よりも早く、書類や物品を日本などのタイ国外へ送れるサービスです。タイ国内への配送も行っており、国内配送なら自宅などの指定場所まで集荷に来てくれるサービスを利用できます。サービス料は荷物の重量によって異なるので、コールセンター(1545/英語可)かLINE(@ThailandPost)へ問い合わせください。
万が一荷物が紛失したり破損してしまった場合、書類には3,000Bまで、物品では7,000Bまでの補償制度が付帯しています。また、アプリやウェブサイト、コールセンターによる追跡サービスもあるので安心です。
国際小包郵便
日本へ荷物を送った際に、届くまでの日数が早いのは以下の順です。
- ①EMS(国際スピード郵便):3日〜1週間
- ②航空郵便:1週間〜2週間
- ③SAL便(航空機の空きスペースを利用する方法):2週間〜3週間
- ④船便:約3ヶ月
ある程度のコストがかかっても早く届けたい場合はEMS。コストを節約して届けたい場合は航空便やSAL便。船便は大きくて重量のある荷物を低コストで送りたい時に最適だといえるでしょう。
WEBサイトで日本までの送料を検索!
下記ウェブサイトで「Weight」に重さを記入して「calculate」を押すと、配送種別ごとの送料を検索できます。
ただしサービス項目によっては、重さ以外に「Please specify dimension」の項目に荷物形状(長さ・周囲長)の記入が必要です。
WEBサイトに掲載されている各配送種別については、日本語の翻訳と説明を下記に記載しています。参考にしてください。
※なお、タイランドポストの送料や配送種別は常に変わります。その都度確認してください。(記載のものは2023年6月現在)
- EMS World (Package)
小包のEMS郵便 - EMS World (Document)
文書のEMS郵便 - Int’l Parcel-Air
小包の国際航空便 - Int’l Parcel-SF
小包の国際船便 - Int’l M bag-Air-Registered
印刷物専用梱包袋(M-Bag)国際航空便(登録済) - Int’l M bag-SF-Registered
印刷物専用梱包袋(M-Bag)国際船便(登録済) - Courier Post (Merchandise)
クーリエポスト(商品)
DHLと連携する郵便サービスとなり、税関手続きまでの全てがワンストップです。受け取り時間調整ができて、10,000Bまでの補償が付いています。限度重量は文書(Document)の場合は2kgまでで、商品(Merchandise)の場合は30kgまでとなっています。
※詳細はこちらへ(英語) - Int’l M bag-SF
印刷物専用梱包袋(M-Bag)国際船便 - Int’l M bag-Air
印刷物専用梱包袋(M-Bag)国際航空便
- 書類の最大重量は2kg、荷物の最大重量は200kgまで配送可能
- 日本への配送は箱の大きさが最大150 x 200 x 150cmまで可能
- 送料計算は
①重さ:kg単位
②体積:「箱の(幅 x 長さ x 高さcm)÷5000」の数字は高いほうが表示され、どれかが70を超えた場合は追加手数料1,500Bが発生します - 荷物が紛失・破損した場合の補償は
書類:5,000Bまで
荷物:30kg未満は10,000Bまで、30kg以上は1kgあたり500Bの補償金が追加されます
タイに届き課税された荷物を引き取りに行く
タイに届いた国際郵便は原則、宛先人に引き渡す前に開封検査が行われ、免税物品(梱包物の価格が1,500B以下)と、課税物品(梱包物の価格が40,000B以下)に選別されます。つまり、梱包物の価格が1,500B以上で課税物品と判断された場合、郵便物を受け取る前に税関局担当官が評価した税額を支払わなければなりません。郵便局から「国際郵便受取通知書」が届くので、通知書とパスポートを持って指定の郵便局に行きましょう。