Marumura – タイ最大の日本情報メディア

日本の情報をアップデートする
タイ最大の日本情報メディア

設立者
Thanathorn Ngammongkolwong (Boo)
タナトーン・ガーンモンコンウォン(ブー)
2018年の年間訪日タイ人数は、過去最高の100万人の突破が見込まれ、タイの日本食レストラン数は3000店を超えた。まさに空前の日本ブームが続いている。その牽引役でもあるタイ最大のタイ語日本情報サイトMARUMURAの設立者、ブー氏をインタビューした。


MARUMURAを立ち上げたきっかけは
MARUMURAは、2010年に立ち上げたので今年で8年目です。当時から、タイには日系企業も多く、たくさんのタイ人は日常的に日本を感じていました。ところが、実際に日本へ行った人は少なく、文化・風習など、本当の意味で日本を知っている人は、ほとんどいませんでした。「これだけ近い存在なのに、知らない」という単純な疑問から、そうであれば、「自分が伝える存在になろう」と思ったのがきっかけです。その際の手段として、出版物ではすでに競合があったので、オンラインメディアを選びました。

 

業界トップクラスです
ありがとうございます。現在のPV数は、年間1800万回で、コアなファンにあたるユニークユーザー数は、同240万人まで増えました。内訳では、女性ユーザーが65%と最も多く、世代別では25〜34歳が37%、続いて18〜24歳(25%)、35〜44歳(22%)の順です。記事やコラムといったコンテンツは、毎日1件以上アップしています。

 

知名度の向上がスポンサー獲得に繋がるわけですね
そうでもないですよ。我々のコンテンツのうち、スポンサー案件は全体記事の5%に過ぎません。“読者が求める情報提供”がコンセプトでもあるので、広告記事は抑えています。日本の企業や自治体からのメディアとして招待を受ける場合もありますが、そうした時でも現場で見聞きしたことをそのまま掲載するのではなく、読者が求める視点に沿った記事を掲載しています。

 

訪日タイ人数は、毎年増加しています
開設から8年の間に、訪日タイ人数も飛躍的に増えました。役立つ情報を載せ続けてきたことで、少しは貢献できているのかと感じています。一方で、最近ではフェイスブックを筆頭としたSNSの普及が、個人での情報発信を可能にし、旅行の思い出や日本についての情報を発信する人が増えています。中には、プロのブロガーとして、日本の情報を発信することで、お金を稼ぐ方も増えました。ブロガーを競合相手と誤解される方がいますが、我々はウェブサイトを売り込むのではなく、日本の情報を皆でシェアする、あくまで手法なんです。

 

つまり、日本が大好きな人達が集まるプラットフォームのような存在だと思ってください。例え、立ち上げた私がいなくなっても、存続し続けるメディアであることを目指しています。

 

どういった体制で制作しているのですか
常時20人のライターが在籍していますが、最大100人ほどの登録ライターがいます。実は、多くのMARUMURAライターは“お金をもらって書く”という考えではなく、日本が大好きで、自ら知ったり調べたりした情報を“誰かに伝えたい”という想いを持つ方ばかりなんです。ですから、MARUMURAではフリーランスライターではなく、ファミリーだと思っています。

 

日本好きなタイ人のトレンドを教えて下さい
MARUMURAのベテランライターの多くが、コメンテーターや日本に関する書籍を出版するなど、個人として活躍する方々です。最近の傾向として、ありふれた一般情報よりも、日本の歴史・文化の裏側といったかなり深掘りされた内容が増えています。例えば、第二次大戦の経験者の話やネガティブな記事も掲載します。

 

そういった表と裏を含めて、“ニッポン”という国を理解し、さらに好きになって欲しいからです。このインタビューを機に、タイ人に日本を紹介する我々と、日本人にタイを紹介するWiSEで、さらなる両国関係の絆を深めることができれば良いですね。

 


Marumura Co., Ltd.
02-641-6619
608 Soi Ekachai 46 Ekachai Rd., Bangbon, Bangkok
marumura.com
タイで最も閲覧されているタイ語による日本情報サイトの運営。2017年の年間PV数は約1800万回(ユニークユーザー同240万人)

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