マザック(タイランド)
工作機械(CNC旋盤、マシニングセンタ、レーザー加工機)の販売・サービス
グローバルに展開する工作機械メーカー
見据えるのは1歩2歩先の東南アジア
工作機械メーカーの御三家に数えられるMAZAK。2003年に進出したタイでは、CNC(コンピュータ数値制御)旋盤、マシニングセンタ、レーザー加工機などの販売・メンテナンス・操作指導(加工支援)を手掛けている。1981年に世界初の対話式プログラミングを実現させたCNC装置「MAZATROL」を完成させるなど、業界での話題に事欠かない。「ATMを思い浮かべてください。『ご用件は? 暗証番号は?』などの質問に答えるだけで目的が達成できますよね。『MAZATROL』も同様、CNCからの質問に答えるだけでプログラミングが可能」と大嶋諒磨ゼネラルマネージャー(以下GM)は特徴を説明する。これにより「加工を行うまでのプログラム作成時間を75%短縮(SIO/EIA対比)」することが可能となり、結果お金では買えない“顧客の時間”というコストを大幅に削減することが実現した。同社は、アジア、北中米、ヨーロッパ、中国などに生産拠点や、テクノロジーセンターを擁する工作機械メーカーの中でも指折りのグローバル企業として名を馳せる。この規模は、そのまま同社の強みでもある。 「タイの近隣で言うと、日本とシンガポールに生産拠点があり、適切な機械や部品を調達する体制ができています」と大嶋GMは同社のサービスに対する強みを強調した。現在同社は、まだ工場が少ないカンボジアやラオス、ミャンマーに熱い視線を注いでいる。これらの国に自社の製品を売ることはもちろんだが、その前に日本の工作機械メーカーが一丸となって、機械全般をアピールしなければいけないとも語った。
URL: www.mazakthai.com
E-mail: info@mazakthai.com
※この情報は2015年9月現在の取材を元にしています