マザック タイランド
工作機械（ＣＮＣ旋盤、マシニングセンタ、複合加工機）及びレーザー加工機の販売・サービス
METALEXでMAZATROL搭載機種展示
テクノロジーセンタでセミナーを定期開催
工作機械メーカーの御三家の一つ「MAZAK」。2003年に進出したタイでは、CNC（コンピュータ数値制御）旋盤、マシニングセンタ、レーザー加工機などの販売・メンテナンス・操作指導（加工支援）を手がけている。1981年に発表した、世界初の対話式プログラミングのCNC装置「MAZATROL」はあまりにも有名。第7世代となる同CNC「Smooth」は、19インチのタッチパネルを採用し、操作性を飛躍的に向上、加工時間の大幅な短縮を可能にし、製造現場にイノベーションをもたらした。「簡易にハイレベルなプログラムを組めるCNC。オペレーターが神経質になる１つ目のワークの工程を短時間で行えます」と話すのは、井戸昌紀ゼネラルマネージャー（GM）。METALEXでは、同CNCを搭載した４台の工作機械を展示。同社が掲げる「Done in One」という思想を体現する、１回のチャッキングで全工程を終了させる加工をお披露目するという。人件費、作業の削減、そして安定した質の高い製品を生み出すことを可能にした自信作ばかりだ。
また、同社はアジア、北中米、ヨーロッパ、中国などに生産拠点を持ち、指折りのグローバル企業として名を馳せているが、ここタイのテクノロジーセンタも大きな役割を担う。最近では、工具メーカーやCAD／CAMの制作会社などとタイアップし、合同でセミナーを開催、ユーザーに対してソリューションを積極的にアピールしている。最新の加工技術や情報も、丁寧にユーザーへ届けていく場所にするという。 「周辺国も成長しており、タイはより付加価値の高い製品を作っていかなければ生き残ってはいけないでしょう」と話す井戸GM。今後は同社ならではの高機能機械を、航空や医療、食品業界にも広くアピールしていく。
- ①7代目となるCNC装置の「Smooth」。見やすいタッチパネルなど、操作性が抜群で、使いやすさが最大の特徴。加工時間の大幅な短縮を実現し、モノづくり現場に革命をもたらした。素材から完成品の全加工をわずか１台の機械で完了させる「Done in One」という同社の理念を体現するために欠かせない
- ②同時５軸加工・高精度多面加工マシニングセンタ「VARIAXIS i-600」。高速・高精度加工と操作性の向上により、工程集約・生産性を拡大させる高機能機
- ③高性能立形マシニングセンタ「VCN-430A」。同クラスの立形マシニングセンタを大きく上回る生産性を実現。素早い送り速度と主軸加減速、工具交換により加工時間を短縮する
- ④ワンチャッキングで全加工を実現する「INTEGREX i-200」。高剛性構造、そして高出力旋削主軸とマシニング主軸により、高い生産性を発揮する
- ⑤シンプル、コンパクトかつハイパフォーマンス、8インチチャックCNC旋盤「QUICK TURN 200MA」
- ⑥⑦テクノロジーセンタは、ショールームだけではなく、セミナー会場の役割も果たす。最近では、工具メーカーなどとイベントを共催し、クライアントへの提案を行うなど、サービス向上に努めている
- ⑧「チョンブリー県にシラチャ支店を立ち上げ、より近い場所で、より丁寧なサービスを心がけています。日系、地場のローカルの販売店さんと末永いパートナーシップを築いて、販促していきたい」と意気込む井戸GM
※この情報は2016年10月現在の取材を元にしています
