ロードセル、圧力計、トルク変換器等の計測機器、金属検出機、試験機の製造・販売
ミネベアミツミ グループ
金型内圧測定・試験機・金属検出機
測定技術でモノづくりをサポート
今年1月に電子部品メーカー「ミツミ電機株式会社」と統合。新たなスタートを切った「ミネベアミツミ株式会社」。世界16カ国、59拠点に工場を所有し、グローバル生産を展開。計測機器に関しては2015年、ドイツの「Sartorius Mechatronics T&H GmbH」を買収し、「ミネベアインテック」が誕生した。
現在、タイで拡販に注力しているのが、「金型内圧測定システム」「引張圧縮試験機」「金属検出機」の3製品だ。「金型内圧測定システム」のターゲットとなる射出成形では、従来“職人の勘”で行われてきた段取り替えを、数値で“視える化”することで正確に、素早く行うことが可能。また、成形機本体では検知できないショートモールドも検知する。「試験機」は引張・圧縮に加え、主に防振ゴムに使用するねじりの試験機もあり、強度を測定できる。また、「金属検出機」は食品業界はもちろん、製造業界などにも販促を開始。矢吹営業担当は、「他業界のニーズも見えてきました。使用用途の可能性は広いですね」と感触の良さに自信を見せる。近年は、医療分野にも進出。生体情報モニタリングシステム「ベッドセンサーシステム」は、同社の高精度センサーを用いてベッド上の患者の参考体重や体動、呼吸状態をモニタリング。非侵襲・非接触で、リアルタイムに生体情報を監視でき、医療・介護の安全性を向上。従事者の仕事量軽減、患者の睡眠の質改善にもつながる。
精密部品、計測機器分野において絶対の信頼を持つミネベア製品。「弊社の技術で、タイだけでなく世界の製造業を支えていきたいと思っています。お困りの際は、是非当社へご連絡を」(同)。
- ①ロードセル、チェックウェイヤーやX線検査装置など多数の製品群
- ②金型内圧測定システムでは射出成形の時短・正確化を実現
- ③試験機は小型卓上型と高精度品の2種
- ④金属検出機は食品業界からの引き合いが多い
- ⑤介護・医療などの市場で期待できるベッドセンサー
- ⑥左から矢吹営業担当、常盤セールスマネージャー、Ms.Thitichaya営業担当
※この情報は2017年6月現在の取材を元にしています