三菱電機ファクトリーオートメーション(タイランド)
FA機器の販売、修理サービス、技術相談
進出から40年。トップシェアを誇る
製品と技術サポートの二大柱で成長中
1975年、モーターを生産する会社としてタイに進出した「ORIENTAL ELECTRIC INDUSTRY CO., LTD.」が、2005年に「MITSUBISHI ELECTRIC AUTOMATION(THAILAND)」に社名変更。技術サポートの強化を図るためにローカル販売会社「F.A.TECH」を買収、13年4月に設立したのが現在の「MITSUBISHI ELECTRIC FACTORY AUTOMATION(THAILAND)」だ。
同社の強みは徹底したサポート体制。導入前後からきめ細やかなサービスを提供する、いわゆる“技術営業”というスタンスを採り、06年にはサポートのための「FAセンター」を設立。全130人のスタッフのうち、実に50人がエンジニアであり、販売会社としてもその数は明らかに多い。システムやプログラムの変更も、専任のエンジニアが積極的に顧客の元に出向き、サポートを行う。また、例え同社から購入したものでなくとも、三菱電機製品を利用しているのであれば、相談を受け付けているのも、一つの特徴である。
また、人材育成にも注力。現地スタッフ向けのトレーニングを行い、スキル向上に一役買っている。定期開催のトレーニングは盛況で人気も高く、ときには個別メニューの提供や出張トレーニングも行う。FA用語辞典、現場単語集、工場向けタイ語マニュアルなど、かゆいところにまで手が届くサービスも特筆すべきだろう。
川崎豊MDは「販売サービス会社なので人材が資本。まだまだ増やしていきたいですね」と展望を語る。安心の製品&サポートで信頼を勝ち得ているFA販売会社の雄は、着実に成長を遂げている。