タイミツトヨ
精密測定機器の輸入販売・保守サービス
測定機器のリーディングカンパニー
提案型アプリケーションサービスも充実
部品などの「長さを測る」ことにかけては、もはや右に出るライバルは見当たらないとされるのが同分野の巨人“ミツトヨ”。主力の三次元測定機など世界に誇るラインナップは豊富・多彩で、他社の追随を許さない。まさにリーディングカンパニーの名に相応しい。海外進出も早く、1960年代には欧米市場に。南米などにも拠点を置いた後の87年には、タイに駐在員事務所を構えた。現在は現地法人に切り替わった当地で、シンガポール統括法人の下、カンボジア、ラオス、ミャンマーの周辺3ヵ国も守備範囲としている。
顧客の6~7割は日系企業。業種別では自動車分野を筆頭に電子・半導体分野、医療機器、航空機産業まで幅広い実績を持つ。生産機器に比べ測定機器はメンテナンスを施せば、10年は持つ長寿設備。このため、新規開拓は欠かせず、今後はタイ・ローカル市場への更なる浸透も視野に入れる。メンテナンスやサポートなど各種サービスでも他社との差別化を図る。バンコクのヘッドオフィスに加え、東部チョンブリーとアマタナコン工業団地にショールームを兼ねる支店を設置。営業マンやエンジニアたちが顧客に近い場所で、一体となったサービスを展開している。
beforeセールス、afterセールスと区分されるのが、ミツトヨ独自のサポート体制だ。定期検査や納入後のメンテナンスが柱となる後者に対し、前者は提案型ソリューションが中心。最新の測定機器を揃えたショールームで、高精度、高効率の最新ソリューションを顧客の立場になって提案している。欠かせないのが専任のアプリケーションエンジニア。厚い陣容で顧客の満足度を引き上げている。