ソニーグループは、日本、ヨーロッパ、アメリカ市場で販売するデジタルカメラの生産拠点を中国からタイに移転した。
アメリカ・中国間の緊張を鑑みることで中国への依存を減らし、サプライチェーンを保護するための処置だとしている。
最近では中部パトゥムターニー県バンカディ工業団地に工場を設立。日本とヨーロッパ市場で販売するカメラの生産設備の移転は、2022年末に完了している。
ただし、ソニーは中国から撤退する予定はないと表明しており、テレビ、カメラレンズ、ゲーム機の製造は引き続き中国を拠点にしていくという。
なお、キヤノンは2022年に中国でのカメラ生産の一部を閉鎖して日本へ移転。ダイキン工業は2023年度中に中国製部品を使わずにエアコンを生産できる体制を確立する予定だという。
(1月31日=バンコクビズ)
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