6月10日の灌漑局の発表によると、世界的なエルニーニョ現象の影響によりタイでも水不足状態が続き、ダムの貯水量調整などの対策が必要だという。
同日時点では全国の大・中規模ダムの貯水量が161億3,000万㎥となっており、昨年同時期の186億㎥より低下している。
主要ダム4カ所の貯水量は以下の通り。
①プミポンダム :71億㎥(容量の53%)
②シリキットダム :39億㎥(容量の41%)
③クエーノイダム :1.9億㎥(容量の20%)
④パーサックチョンラシットダム :1.4億㎥(容量の15%)
また、カセサート大学水資源工学部のシターン学部長によると、 淡水不足によりチャオプラヤー川へ海水が逆流することで川の汽水化が懸念され、水道水の原水源や農業用水に影響を及ぼす可能性があるという。
(6月10日=タイPBS)
https://www.thaipbs.or.th/news/content/328667