日本国際協力機構(JICA)は5月から、バンコク都、タイ警察と連携して、手動による信号機操作を排除する「面的交通管制(ATC)システム」の実証試験を開始した。
同システムは、路上に設置されているセンサーにより交通量を計測し、信号機をコントロールする自動システムのこと。日本国内の一般道路でも導入されている。
同システムを試験的に導入した主要道路4路線は、ラマ6世通り、ラーチャウィティ通り、パホンヨーティン通りおよびプラディパット通り。道路上に設置された車両感知器で交通量や渋滞の長さを計測し、そのデータを分析して13カ所の交差点と4カ所の横断歩道に設置された信号機を自動制御する。
都知事によると、渋滞が深刻なパホンヨーティン通りでは、 通常時よりおよそ15%の渋滞緩和が見られているという。これらのデータを基に、最終的に都内約500カ所に自動制御信号機を導入したいとしている。
(6月26日=マティション)
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