タイ気象局によると、エルニーニョ現象の影響によりタイ全土の降雨量は平年を28%下回り、特に北部では38%、中部では55%下回っているという。雨季に入ったものの7月~8月にかけての降水量は平年よりも少なく、10月~12月にはさらにエルニーニョ現象の影響が深刻化して乾燥が続く予想。その影響は2024年半ばまで続く可能性があるという。
また、国家水資源管理庁(ONWR)によると、2023年雨季のチャオプラヤー川流域のダム貯水計画では55億㎥の貯水量を目標としているが、現在の貯水量は約27億㎥で計画の51%だという。当局は、降雨量の現象が農業や生態系に与える影響を少しでも緩和できるように、来年までダムの貯水量調整などの対策を続けるとのこと。
(6月28日=スプリングニュース
https://www.springnews.co.th/keep-the-world/climate-change/840483