7月19日に行われた2回目の首相指名で、旧野党同盟は第1党首のピター氏を再び候補に擁立する予定だったが、タイ国会は「一度否決された議案(ピター氏の首相指名)は再提案できない」という議会規則に従って再指名の投票自体が却下された。
また憲法裁判所は同日、選挙委員会が申し立てていた、ピター氏が「メディア企業株を保有しながら総選挙に立候補したことが違反にあたる」という訴えを受理したと発表。これによりピター氏は議員資格を一時停止されたため、議会の最中に自ら退室した。
今回、ピター氏が首相候補となる資格をなくしたため、第2党のタイ貢献党(プアタイ党)からセーター・タウィーシン氏が新たな候補になると見通しだが、今のところ正式な発表はない。
なお、3回目の首相指名は7月27日に予定されている。
(タイラット=7月19日)
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