7月26日、タイの元首相タクシン・チナワット氏(74)が8月10日に帰国すると、5月の下院総選挙で第2党となったタイ貢献党(プアタイ党)首相候補の1人である次女ペートーンターン氏(36)が、自身のSNSアカウントを通じて明らかにした。
タクシン氏は2006年から海外逃亡生活を送っていたが、以前からたびたび帰国を計画していると表明しており、今年5月にペートーンターン氏に子どもが生まれたことで「孫の世話をするために帰国したい」と語っていた。
タクシン氏は2006年に軍事クーデターによって首相を失脚して海外に移住。2008年に裁判を行うために帰国したが、最高裁が判決を言い渡す直前に出国し、以来帰国することはなかったため、今回は15年ぶりの帰国となる。
また、タクシン氏は3件の実刑判決が確定しているため、警察は到着予定のドンムアン空港から最高裁判所までの輸送ルートを計画しているという。
(7月26日=タイラット)
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