ゴミだらけの線路を通る列車
実は「住居撤去に伴うゴミ」

日本のJR北海道から譲り受けた「キハ183系」が、タイ国鉄パヤタイ駅の近くでゴミだらけの線路を走る映像がSNSで話題になっている。バンコク都はこの件を受けて8月1日、チャッチャート都知事と関係者が調査を行い応急のゴミ処理を行った。

都知事によると、話題になっているゴミの山はタイ政府の東部経済回廊(EEC)計画の一環として「ドンムアン空港〜スワンナプーム空港〜ウタパオ空港」を繋ぐ高速鉄道の建設のため、パヤタイ路線沿いにあったスラム街の住居が撤去されたことで発生したゴミだという。さらに、「問題の根幹はゴミではなく、元々いた住民が追い出されたことだ」と語っており、今後の対応はタイ国鉄(SRT)と協議する必要があるとのこと。

住居の撤去は約1カ月前に開始されていたが、完全に撤去されるまでに住民が必要なものを探せるためにゴミが残されていたという。

(8月1日=タイPBS)
https://www.thaipbs.or.th/news/content/330219

 

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