8月22日、保健省疾病予防局は今年8月16日までにデング熱に感染した人が全国で6万5552人(10万人当たり99.05人)に達しており、そのうち58人が死亡したと発表した。これは昨年比で約3倍の感染者数となっており、非常に深刻な状況だという。
最近4週間での感染者数トップ5県は、北部チェンライ県、北部ナーン県、東部チャンタブリー県、東部トラート県、東部ラヨーン県という順になっている。
デング熱ウイルスは蚊を媒介としており、蚊の幼虫の成長には溜まり水が必要不可欠。今年の降水量は比較的少ないものの、エルニーニュ現象による猛暑で蚊の成長サイクルが早くなっていることが大量発生に繋がっている。そのため同局は市民が簡単にできることとして、蚊が隠れる場所をなくすために家やゴミの片付けを行うとともに、蚊の幼虫を駆除するために家周りの水溜まりの排除を徹底するように呼びかけた。
(8月22日=マティション)
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