バンコクの大型シッピングセンター「サイアム・パラゴン」で10月3日、銃乱射事件が発生。4日時点で2人の死亡と5人の負傷が確認されている。銃を乱射したタイ人の14歳少年は現場で逮捕された。
3日午後4時10分、サイアム・パラゴンM階のバッグ売店付近で最初の発砲があった後、警察が特殊部隊を導入して容疑者の少年を同施設の3階で取り押さえた。
警察によると、死亡したのは中国人観光客とミャンマー人のタイ在住者。負傷者にはタイ人と外国人が含まれるという。
逮捕後、容疑者は「もう1人の自分がいる」、「人を撃たなければならない衝動に駆られた」などと語っており、精神疾患により病院で治療を受けていたことが明らかになっている。
また、容疑者が所有していた銃はオンラインで購入したモデルガンを改造したもので、弾薬もオンラインで購入したという。都内の少年の住まいからは弾薬50発以上が発見されている。
この事件を受けてタイの外務省等は4日、国内外観光客の安全措置改善について発表。緊急時には 正確な情報を直接各国大使館に提供するSituation Command Centerを設立するとしている。
（10月3日、10月4日＝タイラット）
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