キユーピーは10月5日、タイのグループ会社キユーピータイランドが約7億500万B(約29億円)を投じて、工場にマヨネーズ類を製造する新棟を建設することで生産能力を2倍に増強すると発表した。タイ国内および急拡大する輸出需要への供給体制を強化する。新棟の稼働は2025年1月を予定しており、生産能力は年約1万8000t。
キユーピーは1987年、現地企業と合弁でタイに東南アジアで最初の現地法人を設立した。2009年度からはキユーピータイランドを連結対象とし、「調味料・カット野菜・卵加工品」など幅広く商品を製造販売している。近年キユーピータイランドではオセアニア地域を中心にマヨネーズ類の輸出が好調で、2022年度の売上高は2019年度比で約3倍と急成長。
新棟ではグルテンフリーやプラントベースの商品にも対応して、多様なニーズに応える予定。また太陽光パネルを設置することで、工場全体の再生可能エネルギーを約25%(2022年度実績)から約35%(2025年度予定)に引き上げる。
(10月5日=newsclip)