天然資源・環境省鉱物資源局は10月18日、タイのチュラロンコン大学とドイツのテュービンゲン大学との共同研究により、東北部ナコーンラーチャシーマー県ムン川で発掘されたアリゲーター属爬虫類の化石は新種と判明したと発表。発掘された場所のムン川に因んで「Alligator munensis」と命名された。
推定更新世中期(230万年前)に生息していた種で、体長は最大2mまで成長したと推定されている。なお現在でも絶滅していないアリゲーター属の爬虫類は、全世界でも米合衆国東南部と中国長江下流域に分布している2種のみで、タイで生息していた痕跡の発見は今回が初めてだという。(10月18日=マティション)
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