入国管理局等が11月8日、日本人を狙ったコールセンター詐欺グループを摘発した件について発表した。
同局によると詐欺グループは日本の警察や銀行職員を装い、「あなたのクレジットカードが不正利用されている」などを理由に日本人から金銭を騙し取っていたという。タイ警察の発表では1万7千人が被害に遭い、被害総額は90億Bに及ぶと推定されている。
タイ警察は10月12日サムットサーコーン県にある詐欺グループの拠点を捜索して、日本人の男1人(49歳)と台湾人の男2人(40歳と50歳)を逮捕した。犯行に使われた携帯電話や銀行の通帳、クレジットカード、対応手段が記載されている詐欺マニュアルを押収している。その後もう1人の容疑者である日本人の男(41歳)を南部クラビー県のホテルで逮捕した。日本人の容疑者2人は強制送還する予定。
さらに他の日本人が関与している疑いがあり、タイ警察は日本の警察などと協力して捜査する方針を示している。
(11月8日=マティション)