現在中部ロッブリー県などで外来種のグリーンイグアナが大量発生しており、タイ国立公園・野生動物・植物保全局(DNP)が個体数調査・捕獲を実施している。エキゾチックペットとして飼われていた個体が野生に放たれ、個体数が増えている可能性が高い。
11月21日時点ではロッブリー県で134匹、東北部ウドーンターニー県で6匹、バンコク都バンナー区で1匹が捕獲されDNPに保護された。
政府は米フロリダ州におけるイグアナの侵略的外来種化を例に挙げ、タイ国内の個体数管理のために17日からイグアナ科動物の無期限輸入禁止を発令。国内で飼育しているグリーンイグアナの飼い主にも個体登録を求めている。
なおグリーンイグアナは、性格は温厚で人間に害を及ぼさないため人気がある。しかし野生化した複数個体からはサルモネラ菌が検出され、畑を荒らされたケースも多発していることから対策が必要だという。
(11月21日=タイラット)
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