セター首相は2月5日、バンコク東郊のスワンナプーム国際空港を抜き打ちで視察した。混雑が常態化しているスワンナプーム国際空港の状況を自分の目で確認する必要があったと説明している。視察後はITシステムが統合されておらずバックアップシステムが不安定で、出入国審査官も不足しているなどと問題点を指摘した。
その上で外国人旅行者が入国までにかかる時間を旅客機の着陸から30分以内で、出国の際は出発時刻の2時間前に空港へ着けば間に合うよう出入国手続きの時間短縮を関係機関に指示している。全体的な運用の改善には1年程度かかるという見通しを示した。
10日に始まる春節(中国正月)前後に中国人を中心に来タイ旅行者が増えると予想されているため、タイの主要空港は混雑の悪化が懸念されている。
(2月5日=newsclip)