バンコク都庁は2月13日、都内および近郊を走る「鉄道・シルバーライン・グレーライン・ライトブルーライン」の建設請負を取り消すと発表。運輸省に計画を差し戻すことになった。
バンコク都公共交通機関企画管理委員会によると、建設予算が不十分で最大運賃一律20B計画との連動を円滑に実現するためにも運輸省への差し戻しを決断したという。
また、同委員会はシルバーライン(バンナー〜スワンナプーム)の路線が半分以上はサムットプラーカーン県に位置し、グレーライン(ワチャラポン〜トンロー)の建設場所は運輸省管轄の高速道路公社(EXAT)が管理している道路上にあることなどを理由に「バンコク都庁が建設を担うことに適していない」との見解を述べている。
計画の差し戻しが完了した場合、MRTブルーラインなどを所有する運輸省管轄のタイ大量高速輸送公社(MRTA)が建設を引き継ぐと見込まれている模様。(2月13日=タイPBS)