東北部ブリーラム県ドンヤイ野生生物保護区付近の森林地帯で3月10日、男性がクマに襲われて右足と右腕に重傷を負った。
男性によると森林に入って食用のために蟻の卵を採っていたところ、背後からクマに襲われたという。携帯していたナイフで応戦するとクマはその場から去って行ったようだ。男性は「応戦していなかったらおそらく殺されていた」と語っている。
同保護区長のソムスアン氏は、以前現場近くの川辺で体重100kg以上もあるメスのツキノワグマと子熊の2匹がトレイルカメラに撮影されていたので、男を襲ったのは同個体だと推測。子連れのクマは母性本能で気性が荒くなっていることから、クマに警戒するよう呼びかけている。
(3月11日=マネージャーオンライン)