バンコク都のサイアムパラゴンで4月9日、中国人2人が逮捕された。違法信号発信機を使い、サイアム周辺の通行人に詐欺のSMSを送信していた。
サイバー犯罪捜査局(CCIB)の調べによると、2人は3月30日に南部ソンクラー県の国境から入国したという。「Stingray(スティングレイ)」と呼ばれる基地局をシミュレートできる違法装置を利用し、サイアム周辺のショッピングセンターなどで人が多い場所を歩き回って詐欺のSMSを送っていた模様。SMSの内容は「携帯キャリアのポイントが期限間近、リンクからポイントを利用可能」などで、キャリアの公式サイトを偽装して個人情報の入力を促していた。
某携帯キャリアによるとポイント期限に関する同様のSMS配信サービスはなく、個人情報の入力が必要なリンクを送ることはないとのこと。(4月9日=マティション)