南部サトゥーン県クアンカーロン市の洞窟で先史時代とみられる人間の骨等が発見され、5月15日に会見が行われた。
サトゥーン農業・技術大学の関係者が、現地住民から「カオコム洞窟」と呼ばれている未開拓の洞窟を調査したところ、500m以上に及ぶ洞窟網がある大規模洞窟だと判明。その入り口付近で先史時代とみられる人間の墓地のようなものが発見された。
墓地からは儀式に使われる貝殻などとともに少なくとも10体の顎骨などが発掘され、それらは5000年以上前となる人間のものだと推測されている。調査隊は芸術局の協力を得て現場を関係者以外立ち入り禁止にし、本格的な発掘調査を進めるという。（5月15日＝マティション）
