5月16日に航空機のパイロットが飛行中にバンファイ(雨乞い用の竹製ロケット)を目撃した。その時に撮影した写真がSNSなどで拡散されて話題になっている。
パイロットによると東北部ウボンラーチャターニー県ウボンラーチャターニー空港から離陸して間もなく、航空機からわずか200mほどの位置にバンファイを発見したという。当時航空機の高度は約6000ft(1.8km)で、バンファイの高度は約8000ft(2.4km)だった。
同パイロットは「信仰に苦言したくないが、安全性を考えて控えてほしい」と述べている。
バンファイとは、タイ東北部の雨乞い祭り「ブン・バンファイ」で打ち上げられる竹などで作られたロケットのこと。バンファイの大きさや火薬量によるが、高度2〜3kmまで打ち上げられるものもある。現在は打ち上げるのに行政機関の許可と、航空路管制に打ち上げの7日間以上前に報告することが必要。しかし、報告せずに打ち上げていることが多いという。(5月17日=タイPBS)